30代になったら気にしておきたい「若年性更年期」

30代になったら気にしておきたい「若年性更年期」

通常、更年期とは45歳から55歳の閉経を挟んだ10年間のことを指し、この時期には、いわゆる「更年期障害」が起こりやすい時期とされています。しかし、最近ではこの年代よりも若い世代、特に30代に「若年性更年期」が増えていると言われています。この「若年性更年期」が起こる原因、注意点、症状などをご紹介しましょう。


若年性更年期は、いつくらいから始まる?

「若年性更年期」とは、その名前の通り通常45歳から55歳前後に現れるといわれる「更年期」の症状が、若いうちから発症してしまうことを指します。

更年期に現れるさまざまな体調並びにメンタル面での不調は、要因はさまざまあげられますが、主に「女性ホルモンのバランスの乱れ」によるものと言われています。

ですが、最近では、まだまだ女性ホルモンが活発に分泌されている年齢にも関わらず、閉経を迎えてしまい、いわゆる「更年期障害」のもろもろの症状が発症してしまう女性が増えているといいます。

割合で言うと、初潮を迎えた女性の約1~5%が若年性更年期障害になるとの報告があります。
つまり、100人のうち1人から5人の女性にこうした「若年性更年期」が起こりうる可能性があり、この数値は決して少ないものではありません。

では、若年性更年期がいつぐらいから始まる可能性があるかというと、結論から申し上げると、何歳からでも、その可能性はあります。

実際に一番最年少で13歳の少女が「若年性更年期障害」になった事例もあり、いつ「若年性更年期」になってもおかしくないのです。

「若年性更年期」になる原因とは

要因としては、人によって、また生活環境などによってもさまざまな説がありますが、ストレスや何かしらの病気に起因するもの、また過度のダイエットなどによるホルモンバランスの乱れなどが主な要因として指摘されています。

通常、更年期になる要因は、卵巣の機能の低下による「女性ホルモンの乱れ」だと言われています。

そのため、閉経が近づくと、卵巣から分泌される「エストロゲン」と呼ばれる、女性ホルモンの量が減少します。

ところが、脳からは、エストロゲンの分泌が不足することによって「エストロゲンが足りないのでもっと分泌しなさい」という指令が卵巣に届けられます。

その結果、もう卵巣からエストロゲンが分泌される能力はないのに、脳からは卵巣を刺激するホルモンがどんどん分泌されます。
こうしたホルモンのアンバランスから自律神経の働きが乱れ、更年期障害が起こるのです。

これが、何かしらの要因でまだ成長期である若い女性にもこうした「女性ホルモンの乱れ」による更年期が訪れる要因と言われています。

どのような人が「若年性更年期」になりやすい?

では、このような「若年性更年期」になりやすいのは、どのような人なのでしょうか?

前述した通り、更年期になるのは「女性ホルモンのバランスの乱れ」によるものです。
女性の身体は非常に繊細で、生活環境の乱れや人間関係を含むストレスなどによって、ホルモンバランスが乱れてきます。

特に、最近問題となっているのが、10代、20代という若い世代の「過度のダイエット」による影響です。

とくに、短期で体重が激減した場合、体は「栄養失調」の状態になってしまいます。

そのため、身体は危険信号を発し、まずは「生命の危機にさらされないよう、体調の維持」を優先させようとする結果、月経が止まってしまうのです。
これを「体重減少性無月経」と呼びます。

また、激しい運動も筋肉に大きな負担をかけることになるので、肉体的には大きな「ストレス」となり、これも月経が止まる原因になると言われています。

このように、「心身に大きな負担がかかること」をしている女性は、若年性更年期になりやすいと言って良いでしょう。

若年性更年期はどのような症状が起こる?

医学的には1年以上無月経が続くと「閉経」とみなされます。

また、「更年期かどうか」の判断材料として

・月経不順
・生理が止まってしまう
・生理がだらだらといつまでも続く
・生理前症候群(PMS)のような症状が続く
・さまざまな事に対しての意欲がなくなる
・突然顔が火照り、汗が出る(ホットフラッシュ)

などが挙げられます。

最後に

「若年性更年期」になると、通常の更年期と比べてその症状が強くでやすいという研究結果があります。

若い女性、特にまだ子供を産んでいない女性はなかなか婦人科にかかる機会が少なく、こうした身体の変化に気づきづらいものです。

少しでも「いつもと違う症状」や生理不順などが見られた場合には、まずは婦人科にかかると良いでしょう。



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この記事のライター

きっちです。
皆の恋バナが好きなこじらせ系女子です。

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