“女の性”を裸にする 日テレ系水曜ドラマ「母になる」

“女の性”を裸にする 日テレ系水曜ドラマ「母になる」

いよいよ始まりました!沢尻エリカさん主演、アラフォーのあこがれ、板谷由夏さん出演の、日テレ系4月期の新ドラマ「母になる」の第一話はご覧になりましたか?「見た」という人も「まだ見ていない」という人にもわかるように、このドラマの見どころを一話を振り返りつつご紹介します。


結婚&妊娠時に見える女の性

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日テレ系新水曜ドラマ「母になる」は、母になることが自然だと思っていた女性・結衣(沢尻エリカ)と、子育てに疑問を感じる女性・莉沙子(板谷由夏)、どうしても母親になりたかった女性・麻子(小池栄子)が、葛藤しながらも母になる物語。初めての母親役に挑む沢尻エリカさんの演技も見どころだった第一話。いかがだったでしょうか?

絵に描いたような幸せいっぱいの家族に、ある日突然不幸が襲います。3歳の春、幼稚園の帰り道でほんの一瞬手を離した隙に結衣の息子が誘拐されます。そして9年の月日を経て13歳になった息子が突然現れる…今後の展開だけでなく、女の性を丸裸にしたような胸に突き刺さるセリフが印象的でした。中でも板谷由夏さん演じる莉沙子が妊娠&結婚することになり、その結婚披露宴の一室で嘆くセリフに胸を揺さぶられた母親は多かったのではないでしょうか?

「私の同業者のヘアメイク達がね、結婚おめでとう、妊娠おめでとう、うらやましいです。結婚できなくてもいいから子供だけでも欲しいんです、なんて言いながら、私が抜けた後の話しとか、次はどこに遊びに行くとか何をするとか、そういうことばっかりで嫌になっちゃう。なんか、この子が出来てから私の世界はどんどん狭くなっていく。あんな風に楽しそうに笑っているみんなとは違った場所に来たなって…もう戻れないのかなって…」

妊娠も結婚もとても嬉しいことなのだけど、母になった人なら一度はこんな風に思った経験がありませんか? つい人と自分を比べてしまったり、自分にないものを羨んだりする時期がまさに妊娠や結婚したとき、した人を見た時ではないでしょうか。「隣の芝は青い」ということわざがありますが、人は「いまあるもの」ではなく「ないもの」に目を向けがちだったり。実際に私の周りでも、専業主婦の人は働いてる女性を羨ましがり、働いている人は専業主婦になりたがっていたり、こどもが欲しいと泣いていた人がいざ子供が出来ると「早く保育園に預けて育児より仕事したい」なんて聞いたことも。

今ある当たり前のことは決して当たり前なことではなく、そこにはたくさんの幸せがあることに気が付かない。だけど結衣のように、失ってみて初めて気づく大切なものがあることを改めて感じつつ、一人の女性として母として今を大切に生きることのメッセージにも感じました。

母の「あるある」共感セリフに思わず涙

子供が誘拐される前に地元の同窓会に出かけた結衣。そして子供を失ってから、このときに感じた本心を夫に打ち明けるシーンに涙したのは私だけでしょうか。

「らーめんって熱いんだね。コウが生まれてからアツアツのらーめん食べたことがなかったから、ふうふう言いながら食べて汗かきながら食べてみんなに笑われて…。みんなね、まだ独身だったりOLだったりフリーターだったり学生の人もいて、明日の話してた。次はドコ行こうか、今度の休みは何しようかって。それ聞いて、いつだったか莉沙子さんが言ってた「もう戻れないって」、はぁ…こういうことかって。同窓会出て友達に会って子供いないとこんな感じなんだなと思った。わかったの、お酒も飲めるし、ご飯も自分のペースで好きなもの食べられるし時間が自分のためだけに使える。たのしくてみんなとアツアツのらーめん食べたことがうれしくて帰りたくないかもって。子供のいない人生もいいかもって。産むのが早すぎたのかもって。私そんなことを思って…いなくても…子供いなくても…産まなくても良かったかもって…私そんなことを思って…私がそんなことを思ったからあの子は…コウに会いたい…」

と言いながら号泣する結衣。そんな風に思ってしまった自分を責める結衣と一緒になって「そうそう、みんな同じだよ、責めることはないよ」と泣く私(笑)。脚本家の水橋文美江さんは2児の母であるだけに、セリフがとてもリアルで胸に刺さります。母の苦悩や喜びを代弁してくれるようなセリフが多く、それは母ではない一女性や父親、これから結婚する男性も含んだメッセージが込められている気がします。

毒気のある役から母親役まで…幅広く演じこなす沢尻エリカの演技力

沢尻さんといえば、映画「ヘルタースケルター」やドラマ「ファーストクラス」などで毒気のある役や何度叩かれても起き上がる芯の強い役、はたまた、たかの友梨ビューティークリニックのCMでは艶のある美貌を惜しげもなく晒したりと、まるで別人のようにどんな役柄をも自分のものにする演技力はさすがなもの。今回の母親役は「思い切ってぶつかって演じていきたい」と言っていたように、まさに体当りで演じていて、同じ母である私も胸がきゅんきゅんしました。

13歳になった息子と再会し、今後息子とどのように親子の絆を戻していくのか、結衣と息子と麻子との関係はどうなっていくのか…母としても一女性としても今後の展開が気になります。個人的には水橋文美江さんが書くセリフにも注目しています。乞うご期待!



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この記事のライター

ami

2児の母。食育インストラクターの資格取得。専業主婦から久しぶりのお仕事再開。40代も輝けるように何事も全力投球中。

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