夫婦ゲンカにならずに夫に上手に頼みごとをする会話術【すべての妻へ贈る “幸せ夫婦”コミュニケーション術#3】

夫婦ゲンカにならずに夫に上手に頼みごとをする会話術【すべての妻へ贈る “幸せ夫婦”コミュニケーション術#3】

どうしても手が離せないときなど、ちょっとしたことを夫に頼みたい。でも、返事をしただけでやってくれなかったり、動いたと思ってもちゃんとしてくれなかったり、最後はケンカになってしまう。夫の機嫌を損なわずにお願いごとをするには、「お願いするときの言い方」と「やってくれた後の感謝」がポイントなのです。


男性は「認められたい」生き物

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誰かのために何かをしてあげたとき、「ありがとう」と言われたら誰でも嬉しいですよね。

女性なら、「いつも美味しいお弁当をありがとう」と夫に言われるだけでもテンションが上がりませんか?

「ありがとう」には、感謝の気持ち以外にも「自分のしたことを認めてもらえた」という意味があります。

この、「自分を肯定してもらえる」ことが、男性には特に重要です。

普段、会社で過ごす時間が長く、社会と接する機会の多い男性にとって、「認められる」ことは大きな意味を持ちます。

「よくやった」「すごいじゃないか」と周りに褒められることで、「自分はしっかり機能している」「男として役割を果たしている」と感じるのですね。

なので、家庭でも、妻や家族には自分の存在を認めてもらいたいと無意識のうちに思っています。

その気持ちを満たすには、やはり「ありがとう」「すごいね」「助かったわ」などの前向きな言葉が効果的。

お願いごとがあるときは、「必ずしてくれたことを認めてあげる」という姿勢が大切です。

まずは「できていること」から褒める

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それでは、具体的にどんな方法でお願いすれば良いのでしょうか。

「認めてあげればいいんでしょ」と、いきなり何でもやってもらおうとしても、したことがない、わからないことに対して男性は腰が引けます。

突然「子どもをお風呂に入れている間にお皿を洗っておいてね」とお願いしても、今までやったことがなければ夫は「え、何で俺が・・・」と手を出すことを嫌がる可能性があります。

行動がないと「認めてあげる」ことができません。

まずは、「今までやれていること」から褒めましょう。

普段、朝のゴミ出しが夫の役割なら「今日もありがとう。重たかったでしょう」と声をかける。
子どもの習いごとの送迎をしているなら「いつもありがとう。助かったわ」と笑顔で迎える。

小さなことでも、この繰り返しで夫は「自分のしていることは感謝されるんだ」と自覚します。

すると、「もっと褒められたい」という欲が出てきて、妻のお願いごとに耳を貸そうとする意識がはたらきます。

いきなり未知のことをお願いすると抵抗されますが、「既にやれていること」からあえて認めてあげることで、夫のやる気を引き出しましょう。

難しいお願いは「繰り返し」伝える

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「今までできていること」が認められると、夫は家庭の中で「機能している自分」を感じ、居心地の良さを覚えます。

妻のお願いごとにも耳を貸そうと思うのですが、ここでいきなり(夫にとって)難易度の高い要求が出てくると、今度は「失敗したら嫌だな」という気持ちが芽生えます。

「子どもをお風呂に入れている間にお皿を洗って欲しい」と言われても、今まであまりやったことがなければ、「苦手だな」「ちゃんとできなかったら妻に文句を言われる」という意識が出て来て、やる気が起こらないのですね。

「いや、それはちょっと・・・」

など、もし夫が渋る様子を見せたら、それ以上重ねて言うのは止めましょう。

ここで「どうしてそれくらいやってくれないの?」などと怒りを見せてしまうと、洗わないことを責められた夫は「二度とするもんか」と意地になってしまいます。

「そう、わかった」

といったん引くことで、「拒否しても大丈夫」という姿勢を見せましょう。

ここで大切なのは、「実際にやってくれたかどうか」ではなく、夫に「して欲しいことを伝えた」ということです。

「何を求められているか」が具体的にわかると、夫はそこに集中します。

「拒否しても大丈夫」という安心感があるので、逆に「やってみようかな」という気になるのですね。

そのときすぐに叶わなくても、次の日など別の機会にまた同じことをお願いすることで、夫の意識を繰り返し「して欲しいこと」に向けましょう。

やってくれたら最大級の「ありがとう!」で応える

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そして、もし夫が実際にやってくれたときは、最大級の「ありがとう!」で応えることが重要です。

「疲れているのにごめんね。本当に助かったわ」など労をねぎらうことで、夫は「やって良かった!」という達成感を得ます。

その気持ちが、「次もまたやろう」という自然な行動につながります。

そのときは、決して「こんなやり方じゃダメ!」など文句を言わないことです。
たとえ不満が残る結果でも、何より「認めてあげる」ことが夫にお願いごとを聞いてもらう秘訣です。

「ここはこんなやり方もあるよ」などさり気なくアドバイスをするくらいに留め、まずは最大限夫への感謝の気持ちを伝えましょう。

「褒めて伸ばす」のは、夫のやる気を尊重する大切な姿勢です。

繰り返していくことで、より気持ちよく夫もお願いごとを聞いてくれるようになるはずですよ。

幸せ夫婦コラムニスト ひろた かおり



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この記事のライター

「自分の人生は自分で決める」がモットー。難病の自分を支えてくれた夫との生活が幸せに続くように、と強く心に誓い日々を生きる。

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