無関心・セックスレス・不倫…仮面夫婦の実態とは【すべての妻へ贈る “幸せ夫婦”コミュニケーション術#8】

無関心・セックスレス・不倫…仮面夫婦の実態とは【すべての妻へ贈る “幸せ夫婦”コミュニケーション術#8】

相手への愛情が冷え切っていても、見せかけの関係を続ける「仮面夫婦」。相手が何をしていようと関心がありませんが、浮気や不倫なども黙認、または公認になっている家庭もあります。そんな仮面夫婦の実態とはどんなものなのでしょうか。


不倫は珍しくないのが実情

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そもそも、夫婦としてのつながりが破たんしている仮面夫婦は、どちらかもしくは両方が不倫をしていることも珍しくありません。

家庭では寝室は別、スキンシップももちろん皆無なので、セックスの相手などは「外で作る」ことになります。普通の夫婦なら、配偶者以外と関係を持ってしまった場合は罪悪感を覚えて隠そうとします。不倫はあくまでも夫婦として「やってはいけない」という常識があるのですね。

ですが、仮面夫婦の場合は、お互いに愛情がないので隠そうという気持ちがなく、もとより罪悪感を持つこともありません。妻側の意見では「外で処理してくれた方が気が楽」と考える女性も多く見られます。

「触られるのも気持ち悪い」

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仮面夫婦となって数年経つ40代の女性に話を聞くと、

「夫とは普段から必要最低限の会話しかしないし、同じベッドで眠るのも嫌。触られるなんてありえないから、外で不倫でもしてくれた方が助かるし、向こうもそのつもりで『彼女』を作っている。『彼女』のことは以前から知っているけど、別に嫉妬もしないし仲良くやってくれれば家庭が平穏でいいかな。ただ、離婚してとか言い出されたら困るけど・・・」

と、相手の存在が「公認」になっている家庭もあります。夫がほかの女性と関係を持っていてもやはり関心はなく、それより離婚にならないように付き合って欲しいというのが本音です。

恋愛対象は「外で作る」もの

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本来なら、愛情は夫婦がお互いに向け合うものです。

ですが、仮面夫婦の場合は、恋愛対象となるのは「配偶者以外の異性」になります。形だけの夫婦関係を続けていても、やはり誰かを愛したくなるし、愛されたいときもあるでしょう。それでも、一番身近な存在であるはずの配偶者には愛情が向かず、家庭の外に相手を求めてしまいます。

「うちはもう仲が冷え切っているから」
「お互い愛情がないし」

という言い訳ができるので、配偶者以外の異性を好きになることに違和感も罪悪感もありません。それは、「配偶者がこんな自分をどう思おうと関係ない」という無関心も理由です。

「どうせ悲しむこともないだろう」
「バレたって何も変わらない」

と思うことは、相手の気持ちも存在も尊重していない証。そんなつながりを配偶者と持ちながら、恋愛は外でする、という選択をするのが仮面夫婦なのです。

不倫で慰謝料を請求されることも

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しかし、上の女性も述べているように、家庭の外に恋愛の対象を求めてしまうことは離婚につながる可能性もあります。自分たちはそれで良くても、「彼氏」「彼女」の方はそうはいかなくなるからです。

家庭の外でほかの異性とどんな関係を持っても、自分が「既婚者」であるという立場は変わりません。結婚したままでほかの異性と肉体関係を結んでしまえば、それは不倫となり、相手から訴えられる可能性があります。

相手が独身であった場合、最初は「割り切った関係」と思っていてもいずれ「結婚したい」という欲が出ることがあります。そうなると、相手から離婚を迫られたり、それが叶わないなら慰謝料を請求されて別れることを要求されたりと、自分が既婚者であることが仇になるのですね。そんな問題が家庭内に起こると、仮面夫婦であってもけじめをつけたくなる人もいるでしょう。

波風を立てずに過ごしていたいのが仮面夫婦のはずなのに、配偶者の不倫によって金銭を失うようなことがあれば、生活そのものが立ち行かなくなります。これを機会に離婚するという流れに発展すれば、浮気相手も家庭も両方失うことになりますね。

子どものために離婚を決意する

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仮面夫婦の中で育つ子どもは、親同士に愛情がないことを敏感に察します。

ふたりが自分に笑顔を向けてくれるとしても、家庭内には情の通ったあたたかい空気が流れないからです。不安定な環境で過ごすだけでも子どもに良い影響はありません。そこに親が不倫などで余計に家庭への関心を失っていくと、置いてけぼりにされた子どもはどんどん居場所を失っていきます。

そうなると、子どもは不登校や非行を繰り返すことで親の気持ちを引こうとします。

自分たちの状態のせいで子どもに悪影響が出ているとわかれば、今後どうするかを考える必要があり、そこで離婚を選択する夫婦もいます。いずれにせよ、いびつな夫婦関係から不倫に発展すれば、その「代償」を必ず払うことになります。

仮面夫婦を選んだのは自分たちですが、周りの人たちすべてがそれに賛成してくれる、受け入れてくれるような都合の良い展開はありません。そのことを肝に銘じ、周りを巻き込まない覚悟で続ける必要があるのが、仮面夫婦というあり方です。

幸せ夫婦コラムニスト ひろた かおり



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この記事のライター

「自分の人生は自分で決める」がモットー。難病の自分を支えてくれた夫との生活が幸せに続くように、と強く心に誓い日々を生きる。

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